街かどのクラシックス:捕獲簿

最近捕獲したクルマたち。

ジャパンがキレイに残されている。深いハヤシ・ストリートのホイールがシブい…

三菱・スタリオン。リアにはクライスラー・コンクエストのバッヂが貼ってあり、オーナーのさりげないこだわりが見て取れる。

岐阜へと向かう道すがらに出会った、初代クレスタ・2.0スーパールーセント。ワンオーナーのようだ。

なんてお宅だ!通りすがりに驚いた。R31スカイラインの揃い踏み。かたや4ドアの後期、かたや2ドアクーペ。4ドアにはGTオートスポイラーも装備して、当然両車素晴らしい状態を維持されている。

香港で見かけた、素晴らしくキレイなCR-X。香港やマカオにはこのあたりの80~90年代のJDMモデルが良い状態で残っているのを時折見つけることができる。愛情だな~。

無限ホイールのみのフルノーマル。素晴らしい。

これまた最高な、エクサ・コンバーチブル!こんな希少車がこんなに美しい状態という驚異!

ホロもしっかりしているが、青空駐車で心配になったり…失敬。

NAロードスターかと思いきや、あのM2 1001である!オートサロン期間中の幕張で遭遇。

そろそろ20年を経過してしまうことになる、最終型のコロナ・プレミオ後期。

これも立派な希少車!? 我が家の近所には街宣車が停まっている。何のこだわりか、どちらも欧州車。90年代前半のU-B10MCボルボ・アステローペに、こちらも同年代のネオプラン・N117/2スペースライナー(元中央観光)という国粋主義とは程遠いチョイス(笑)

最近のクルマも少し。
あまりに巨大なサイズになんだこりゃ!となったのは、北米日産のNVパッセンジャー。5.6Lエンジンで全長6m…絶句。

いつでも好きなランチア・デルタ。

京都ではシトロエンに遭遇。これはショップの鈑金途中なのか、バンパーも外されてキレイな塗装で佇んでいた。

その傍らには、シトロエン2CVフルゴネット。くたびれ具合も申し分なし。

ルーフ際に付けられた2分割のナンバーが粋だ。

これは愛知の碧南で捕獲した、よいくたびれ具合のルノー・キャトル。

こっちは非常に美しい、ロータス・エスプリ。シリーズ1だろうか。

大きな大きなサイドマーカーが素敵なUS仕様、初代5シリーズ。1981年の528iか。ペイントもヤレず、かといってオーバークオリティでない適度な佇まいが非常に好ましい。オーナーはどのような思い入れを持って乗られてるのだろうか。

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タイの陸運局、それにクルマたち

先日、バンコクにてタイでの自動車の登録をする、日本で言うところの陸運局に行く機会があった。
やってる事は割合に日本と近いようだ。

バンコクの陸運局はタイ運輸省”กรมการขนส่งทางบก | Department of Land Transport“の管轄で、BTSモーチット駅の近くにある。

伝聞なのでうろ覚えだが、基本的には書類の登録をして税金を払う、そんな流れでナンバーは交付される。日本と同じようだ。ただ、税金は毎年支払いが必要なため、ドライブスルー方式になっている。

これがその登録を管轄する自動車管理局=つまり陸運局。

その裏手に検査ラインがあり、新規登録の車両はここを通る。
特にタクシーは専用のラインになっている。タイのタクシーはほとんどが個人タクシーなので検査に時間がかかりやすいため、専用ラインが用意されているのだろう。

型式などを手前の机に向かう検査員がチェックし、それからラインへと進む。

たぶん、寸法や必要物が搭載されているかどうかの確認といった程度のようだ。

 

さて、街なかのサラデーン駅あたりまで帰ってきて出会ったのはマツダ・BT-50ピックアップの初代モデル。

これもマツダの先輩ピックアップ、ファミリアトラックだ。2代目ベースなので1967~78年の生産となる。タイでは人気モデルだったようだ。

お、これもマツダ?と思うほどカペラっぽいデザインだが、3代目のヒュンダイ・ソナタ。1993~95年の前期モデルだ。

これまたレアなルノー19の、しかも前期。はじめて見たかもしれない。慌てて携帯を向けたので、写りが悪いのはご容赦を。

チャイナタウンあたりでは、ランドローバー。シリーズⅢのようなので70年代だろうか。

街なかで「おっ!」というデザインのバイクに遭遇。キレたデザインでいいじゃないの。

なんだこれ…と思ったら、デビューしたてのタイ・ヤマハのQBIXという125ccバイクだった。

QBIX [2017] – รุ่นรถและข้อมูลจำเพาะ | YAMAHA | บริษัท ไทยยามาฮ่ามอเตอร์ จำกัด
タイヤマハが125ccスクーターな新型Q-BIX(キュービックス)を発表 : 個人的バイクまとめブログ

なお日本でも輸入されはじめた模様。
バイクショップChopsがタイヤマハのQBIXを取り扱い開始| バイクブロス・マガジンズ

不思議な中国ドリンク

日本のドリンクも、外国人からすれば結構おかしな飲み物と思われそうなものがある。同じように中国にも、どうやら我々には驚くべき飲み物があるようだ。

シンガポールはゲイランあたりで見つけた、これらの中国ブランドの飲み物たち。よく見ると色々おかしな点があって面白い。

真っ黒で不気味だが、ココナッツウォーター (椰子水) とブルーベリー (蓝莓) をミックスしたフルーツ飲料だ。黑派黑水 (Hēi pài hēi shuǐ)は、広東のメーカー「広東健橋」による若者向け飲料。

ちんちんという名の飲み物は、その名も珍珍飲料という広東の会社が作る清涼飲料で、これはライチ飲料だ。

裏に写る美女は柳 岩という女優/歌手だ。1元があたるキャンペーンを行っている。

Big BangのTOPがボトルにデザインされたお茶。名前がまた変わっていて「茶π」という。农夫山泉はここ数年Big Bangとコラボしているようだ。これはレモンティー。

安慕希という名前の、飲むヨーグルト。中国では紙パックのようだが、このボトルデザインも良い。会社は内モンゴル自治区にあるようだ

これは驚き!なんとクルミの飲み物だ。植物たんぱく飲料として露露という河北省のメーカーが販売している。意外にクルミそのものだが、違和感は少なかったかな。

さらに驚きの飲みものがあった!これはなんと…パンの飲み物だ。しかも”瓦斯”とある通り炭酸入り…どうしてこうなったのか…しかしラベルにも鮮やかにパンが描かれていて、間違いようがない。。。

この秋林格瓦斯という飲み物は、秋林というハルビンの企業が製造しており、なんとこれが100年以上前の創業以来のメインの商品らしい。
飲んだ感じは…しかし、どうにも”パン”そのものであった。しかも炭酸…これは結構キビシイ…中国の若者たちはこれを喜んで飲んでいるのだろうか。。。

香港の小巴と巴士(バス)

昨年末に訪れた香港で、バス達をウォッチング。

今気になるのはマイクロバス達。香港へ向かう道中で見たマイクロバスが題材の香港映画「忘れえぬ想い(原題: 不忘了)」を見たのも大きい。

映画と同じ、先代のトヨタ・コースターがベースのマイクロバス。ここでは小巴(Xiǎo bā)と呼ばれる。2階建てが有名な一般のバスが結ばない住宅地なんかをこれらの小巴が走り回る。

もちろん昨年登場した現行モデルのコースターもいた。

主にショートボディが使われており、16人乗りがメインのようだ。

しかし、乗るのは結構難しい。どのバスがどの路線を走るかとても分かりづらくて、地元の人間でないと使いこなせないんじゃないだろうか。

それならそれで、むしろ乗りたくなるもんだ(笑)

ということで、いっぺん試しに乗ってみる。

ルートを調べるにはこういったサイトもあるが…
專線小巴路線指南 | www.16seats.net
正直わかりづらい。

路上、どちらかといえばメインストリートから一本離れたような道にバス停が立っているようだ。地名が把握できないとどのルートかわからない。だが、そもそも通っているルートがメインを外しているので、余計にわかりにくい。

乗り込むと、まずは運転席後ろの機械にオクトパスをかざし、それから座席に座っていく。この時の料金は6HKDと、まあまあ良い値段である。

降りるときは、この座席上に設置された赤い押しボタンを押して降りる。まあ単純だ。

とにかく路線さえ把握できれば、大した事はない。たいてい座れるし前払いなので降り過ごしても次で降りれば問題ない。とにかく、路線がわかるようになれば、ぜひ使ってみてほしい。

 

 

一般的な二階建てバス。これは城巴(City bus)のもの。香港島はこの色が多い。車種はイギリスAlexander DennisのEnviro 500 MMC

緑とオレンジは新巴(First bus)の色。どちらも今は同じ会社が運営している。これもAlexander DennisのEnviro400

ゴールドは九巴(KMB)のバス。九龍ではKMBが多い。車種はイギリス・北アイルランドのWright Eclipse GeminiとEnviro 500。

これも金色じゃないが九巴(KMB)。シンガポール、マレーシアなどのアジア各国でもよく使われているScaniaのK230UBである。

乗用車は、今回はとにかくテスラ・モデルXを大変よく見かけた。香港はテスラの普及度がとてつもない。

的士(タクシー)で、日産NV200が走ってきたのを見つけた。

深セン(深圳)のクルマたち。

6月以来の訪問となった深圳の街。
あらためて車たちをチェックしてみた。わずか半年なので印象論と思うが、前回より遥かに多くの中国国産車を見ることができた。売上が好調なのを反映して…いるのだろうか。

SUV系は似たようなカッコのモデルが多数走っていた。
これは上海汽车(上海汽車工業)の1ブランド、荣威(ROEWE)RX5という1.5-2.0Lモデル。

詳細画像など: 【荣威RX5图片】-易车网

長城汽車(长城汽车, Great Wall) 哈弗 (HAVAL) というSUVブランドを持っている。このモデルはH6という1.5/2.0LターボのSUV。

正直遥かに大きなクラスに見える。

画像はここで:【哈弗H6图片】汽车之家

このイヴォーク+アウディ的な、ヨーロッパ風デザインは众泰汽车 (Zotye Auto)T700というモデル。今年2017年登場の新しいトップモデルだそうな。4~7人乗で三菱製を含む1.8~2.0Lのターボエンジンを搭載する。

ラーメンのふちを思わせる中華風のロアグリルがポイントだ!(笑) 詳細画像など:【图】众泰T700图片_汽车之家

奇瑞汽车 (Chery Automobile)瑞虎3という1.6Lモデルの5人乗SUVだ。

詳細画像など:【图】瑞虎3图片_汽车之家

1年前から登場の新型キャディラック、XT5も停まっていた。

この7人乗ミニバンは海馬汽車(海马汽车、Haima Automobile)という第一汽車傘下のメーカーによる福美来七座というモデル。

詳細画像など:【福美来F7图片】汽车之家

街なかでも福美来七座はいた。

このミニバンは、华颂 (Huasong) 7という名の华晨汽車(かしんきしゃ、Brilliance Auto)傘下のミニバンブランドの高級モデルだ。华颂 (Huasong) はBMWとのジョイントベンチャーで作ったブランドで、このモデルも傘下の金杯ブランドのモデルをベースにBMW製2.0Lエンジンを搭載している。だからか、ヨーロッパ的デザイン。

詳細画像など:【华颂7】-易车网

定番中国車デザインなこのバンは、長安汽車(长安汽车, Changan)睿行という。三菱の4G15S、1.5Lエンジンの5人乗。このデザインは現行モデルである。ちなみに、こういう小型ミニバン・カテゴリーを中国では「微面」と呼ぶ。

詳細画像など:【图】睿行M80_汽车之家

こちらも長安汽車の小型バン、星光だ。排気量は0.8~1.3L。

詳細画像など:长安商用 长安星光4500_腾讯汽车【图】

この一見商用バンに見えるクルマも長安长安欧诺 (海外名:Changan Honor) というCDVである。CDV (Car Derived Van)とは、ルノー・カングーみたいな乗用車に箱がついた乗用車的な小型バンのこと。

出自の通りヨーロッパ的なデザインを狙ったようだ。2012年に登場した1.3/1.5Lの5~8人乗りモデル。

三菱デリカそっくりのこれは东风柳州汽车(東風柳州汽車)の1ブランド、东风风行(東風風行, FX Auto)菱智というモデル。2001年から現在も生産されている。

百度百科での菱智の説明では、三菱デリカ・スペースギアの翻案 (东风风行菱智原型车为日本Space Gear L400,常被译作三菱太空舱)とはっきり記載されている上、エンジンも三菱製を使用、なにより車名の菱智という名前が三菱との関係を物語っている。

その辺はこの記事 「中国版 ミツビシ デリカ カーゴ !? 風行汽車 菱通 CMV ・・・・」アクア ランサー Ralliartのブログ にも書かれている。

 

 

東風日産 (东风日产) もいた。帥客 (帅客 shuài kè) という名前の1.5~2.0Lを搭載したバンである。ただ、エンジンは日産製ではなく三菱 (1.5L, 2.0L) やプジョーPSAの1.6Lという不思議な組み合わせである。

これはそのプジョー製1.6Lを搭載したバージョン。先代モデルである。

東風小康 (东风小康、DFSK)は東風の小型車部門だが、バン・トラックが主なラインナップ。これは2012年から生産しているCシリーズである。1.4-1.5Lクラスだが、EV版のEC36もある。

如何にもなオバサンが通りすぎる横で荷降ろしをしているのは、2006年から作られている1.3Lの小型バン(微面车)、上汽通用五菱揚光(扬光)だろう。

この長~いバンも上汽通用五菱。荣光 (榮光、Róngguāng)というモデルは排気量1.2Lだが、この加长版(拡張版)の全長は4.5mもあり、ハイエースに近い長さを持つ。

詳細画像など:【五菱荣光2012款加长版 6450B-标准型侧前45度车头向左水平汽车图片-汽车图片大全】-易车网

上汽通用五菱の五菱宏光は5-7人乗りのMPVだ。2010年に登場し、写真の初期型はヒンジドアだが、後にスライドドア化した。1.2/1.5Lエンジンだが、5MTしか無いのは良いのだろうか。

こっちはBMWルック。华晨(華晨)金杯海星A9というモデル。排気量は1.0Lだが燃費で人気のモデルらしい。

ヘッドライトまでBMWを意識しているのがむしろ、確信犯だと自白しちゃっている。

このフォードの救急車、独特な顔つきだが中国版のフォード・トランジット (福特全顺) である。第3世代をベースとし、エンジンは2.7Lディーゼルと三菱製の2.4Lガソリンがある。それにしても、中国車の三菱エンジン使用率たるや!

長安汽車(长安汽车, Changan)のトラックもいた。神骐T20という1.3Lエンジン搭載のモデルである。

変なパトカーも見かけた。ゴルフカートのようだがれっきとした深圳警察の車両だ。いろいろ調べたのだが、たぶん沃森电动车 (Wosen EV)という、深圳にあるEVメーカーの車両のようである。2003年創業で、この6人乗り以外にも様々なタイプを警察に納入している。雨の時には横のカバーを下ろすこともできるようだが…使えるんだろうか(笑)

この小さな車もEVだ。新大洋電動車有限公司(山东新大洋电动车有限公司)によるブランド知豆によるD2という2人乗モデルだ。レンタカーでまずシェアを獲得する作戦で成長しているようで((中国)2人乗りEV「知豆」の販売好調、レンタカー市場で売り込み: Reuters )、この芒果出行もスマホによるレンタカーサービスである。2016年まではボルボやロータスも所有する吉利 (Geely)汽車傘下だったが、現在は離脱している。このモデルはD2Sという廉価版の模様。

比亚迪 (BYD) の超小型車、F0もいた。1.0Lの排気量にiQやアイゴ的なサイズ。室内はMINIぽいと言うよりヴィッツぽいデザインだ。現在も販売している。

これもBYD。比亚迪・秦 (英名:Qin) という名前のセダンである。こちらも現在も販売中。BYDらしくEV版もラインナップしており、どちらも先進性をアピールするかのようにテスラよろしく超巨大なディスプレイをセンターコンソールに装備する。

この車両、ナンバープレートが緑と白になってるのは、環境優遇車の証なのでEV版だと思われる。

中国車の心、VWサンタナがいた。サンタナは、大众桑塔纳という名前で83年以来400万台を売り上げ、90年代以降の改革開放期の中国を支えた。2012年までの実に29年間も生産され、多くの中国人に馴染み深いモデルとして、今のVWの中国での人気を作り上げた名車だ。

以前見た映画「山河ノスタルジア」でも90年代のシーンで主人公の相手がサンタナを運転していた。
この記事でも、90年代の記憶とサンタナの強い結びつきについて書かれている。【我们可以怀念90年代,但不必怀念桑塔纳 – 每日头条】

こちらもサンタナ。2004年以降のフェイスリフト後の桑塔纳3000。

深圳でよく見るタクシーの多くはトヨタである。見ない車種なのだが、これは中国版で廉価版のカローラこと花冠EXである。メインのカローラは日本と同じプラットフォームから設計されて販売されているが、こちらの廉価版は未だに120系をベースとしている。

こっちには普通車の花冠EXもいた。
詳細画像など:【图】花冠_丰田_汽车之家

そしてこちらは、中国版のクラウンである。自分もこれを見るまでクラウンは国内専用車だと思っていたので驚いたが、デザインも専用で左ハンドルの中国専用モデル“一汽丰田皇冠”が生産されている。この中国版は180系ゼロクラウンからスタートし、現行モデルの14代目210系は日本発売の2年半後の2015年に発売した。

リアスタイルも独自デザインとなり、よりスポーティになっている。エンジンは2.0Lターボ一種類のみ。
詳細画像など:【皇冠图片】_汽车之家

奇瑞汽车の艾瑞泽7 (Ài ruì zé)というセダン。幅も1825mmもあるが、パワートレーンは1.5L+CVT/5MTだ。

外国ブランド2台。シボレー (雪佛兰)マリブ (迈锐宝XL, Malibu)は2016年からの新しい現行モデル、右側はヒュンダイ (北京现代)のエラントラを4cm長尺化した朗动 (Lǎng dòng) である。2012~16年の前期型だ。

この大柄で不思議な雰囲気…なんだろう。これはメルセデスと比亚迪 (BYD) が合弁で立ち上げたDENZA (腾势)というブランドである。販売しているのは2014年以来この一車種だけである。Bクラスをベースにサイズを拡大し、幅も1.8m以上もある大きな4ドアセダンだ。電気自動車:ダイムラーの中国産電気自動車「DENZA」はどんなクルマなのか – MONOist(モノイスト)

詳細画像など:【腾势】最新腾势报价_腾势腾势社区-易车网

ヨーロッパ車感がプンプンする。DENZA (腾势)の本社は深圳、だからこそこんなところでも見かけるのだろうか。

マカオの車たち

あまり時間もなく、数時間のマカオだったが、カジノ街でない街なかのエリアに来たので車ウォッチング。

香港の近くだが、タクシーの主流は香港とは全く違う。カムリばっかり。ほぼ日本からの輸入車だ。

マカオの下町は香港以上に狭い。路地ばかりなのに香港のクラウン・コンフォートよりデカい車種という不思議。

道路のそばは、こんな風にバイクでぎっしりだ。

少数だが、フォード・モンデオもいた。

目と鼻の先が中国、もちろん中国車もいた。东风小康(DFSK)v29は1300ccクラスのミニバンだ。MINI BUSというバッヂがついているが、Microvanと呼称している場合もあるようだ。右ハンドル版。

これでも2012-13年式である。

バスもほとんど中国車の印象だ。これはシェアトップの宇通客车(宇通客車、Yutong)New era/新時代というバス会社。

こちらもユートン。

ちなみにユートンはシンガポール・チャンギ空港の新ターミナルでも採用されている。

こちらは蘇州金龍(苏州金龙, Higer)

青と黄色はTransmac/新福利というバス会社のカラー。マカオのバス会社のウィキペディアは、車両記事が異常に充実している。

三菱ローザなどのマイクロバスも走っている。

トラックも中国車がチラホラ。

一汽红塔云南汽车制造は、煙草メーカーである红塔が一汽と合弁で1997年に立ち上げたトラックメーカーだ、そうな。「タバコの紅塔集団、第一汽車と自動車メーカー設立 – NNA ASIA・中国」

中国の敷地内にあってマカオ扱いという「租借地」に立地する珍しい大学、マカオ大学(澳門大学)で見たのは、なんと美しいST185セリカ。大切に原型が保たれている。

この隣には、なんとなんとシビック・フェリオ。これも丁寧に乗られている。

結婚式、きちんと著作権対策をしてみた。

私事であるが、最近結婚した。
なんとかかんとか結婚式も無事に行うことができた。

その結婚式だが、予想外にも最近話題のあの問題に直面する事になったのだ。

 

 

そう、最近話題になっているJASRACである。

結婚式で新郎新婦が色々と趣向を凝らすBGM、あれにもJASRACの問題が絡んできていたのだ。そこで、せっかくなのできちんとこの問題に取り組んでみて、実際の姿を暴いてみることにした。
ま、これからのご同輩に参考となれば嬉しい(笑)

 

1. 結婚式と著作権
2. 式中のBGM
3. プロフィールビデオのBGM

 

1. 結婚式と著作権
自分も式場で聞くまでは全く知らなかったのだが、数年前より各式場ではJASRACとの契約が結ばれるようになっており、
「かけたい曲ならなんでもかけられる」
訳ではなくなっているようだ。

 

基本の知識はこのページが詳しい。
ブライダルでの音楽利用について JASRAC

 

式場での説明を簡単に言えば、
かけられる曲:CDとして販売された曲
かけられない曲:CD製品が存在しない曲(ネット配信含む)
となる。

式場にもよるので例外はあるだろうが、恐らくJASRACとの契約内容に音源の範囲があるのであろう。また、式場はわかりやすさ等を総合的に判断して
「購入して入手したCD製品」
と説明していた。

・レンタルCDをコピーしたCD-R
・MDやレコード
・iPhoneからの再生
なども不可とのことである。
ここで、一応の音楽好きとして様々な音源で相当な数の曲を所有していたが、それらのかなりの割合がBGMとしてかけられない事に気がついた。

また、結婚式の定番のひとつにプロフィールビデオというものがある。
新郎新婦の今までの写真なんかを動画にして見せるショートムービーだが、そこに使用するBGM音源もややこしい事になっていた。

簡単に言えば、
a) 1曲だけ使用する。
b) 動画素材には音は載せない。
c) 実際の再生時には、動画再生と同時に曲(CD)を再生する。
というもの。
正直、説明を聞きながら「え?」となる話だ。特にC。
音源ももちろん上のBGMと同じ種類でなければならない。つまり「購入して入手したCD製品」のみ。

2017年現在、一般的な挙式式場やホテルなどでは、これらの規定を満たした上で結婚式に音楽を使用することが求められている。今回の件も、式場は4つ星以上のホテルである。
こうした話を聞きながら、個人的には「あり得んなー」と思ったし、説明の最中に早速なんとかこれをクリアする手法を考え始めたほどだ。

だが、ちょっと待て。
裏技的な手法でクリアして式場に迷惑をかける方法もあるが、それよりも果たして実際に横暴な金額を要求されるのか、どの程度理不尽なのか、少なくとも、せめて著作権者側と正面から向き合ってからでも良いのではないか。それを確かめてからでもJASRACを非難するのは遅くない。
そう思うに至った。

 

 

結果から書こう。

最終的に自分は以下の金額を3つの団体に支払った。
JASRAC(著作権)—¥216
Nextone(著作権)—¥432
日本レコード協会(著作隣接権)—¥6,480

これをどう判断するかは読者に委ねたいと思うが、少なくとも個人的にはJASRACより日本レコード協会が圧倒的に多額の請求をしてきた点は無視できないと思う。
問題となっている徴収後の経緯についての透明性なども、じゃあ日本レコード協会の透明性がJASRACとどの程度違うのか、僕には不明でもある。

ともあれ、上の金額は以下の内容についてかかったものだ。

 

2. 式中のBGM
実はこちらについて実際の請求は発生していない。だが、ここが出発点なのでこれから書いていく。

上にも書いたように、レコード、レンタル品をコピーしたCD-Rなどは式中にかける事ができない。
これらをもしかけたいなら、JASRAC以外の権利団体が「演奏権」を持っているので、あなたが直接その「権利団体と1曲ごとに許諾交渉」をする必要があるという訳だ。
では、その権利団体って誰?連絡先は?
それは、曲ごとに違い、自分で調べるしかない。連絡先?知るかよ。である。

例えばこういうデータベースを使用したりする。
作品データベース検索サービスJ-WID(ジェイ・ウィッド) 日本音楽著作権協会
洋楽ならこちらなんかを見る必要があるかもしれない。
Search Copyright Records – Library of Congress
ここに載っていない曲は…? うーん…
不正確かもしれないが、恐らくこの手順が必要になるのだと思う。

これは結婚式が「営利目的」の音楽利用と判断されるために、こうした非現実的な手順が求められるのである。特に「式場」が結婚式に営利目的で関わっている点が、この判断が覆る可能性を低めていると思う。
また、ノウハウを持ったこの業界の企業と違い、個人が利用できる包括契約などの便利な制度が整備・周知されていない事も、この新しい事態の中で個人が迷える子羊となる原因なのだろう。

一応、念のためというか、チャレンジ精神で1曲だけ「直接コンタクト作戦」でやってはみた。この曲である。
Ed Sheeran – I See Fire (Kygo Remix)
この曲は、Soundcloudでのネット配信オンリーであり、CD-R等に「複製」し、式場で「演奏」する許諾を得る必要がある。Kygoは他の曲に関して日本ではソニー・ミュージックエンタテインメントの契約だが、この曲は「管理音源ではない」という。
そこで彼のマネジメント会社へも何度か連絡したが、返事はなかった。
ま、当然か。

この時点で、僕は「曲ごと交渉作戦」は諦めた。手間とか、色々無理すぎる。
なのでレコードやCD-R類をすべてCDとして買い直して、なんとかかけられる条件に収める事にしたのだ。
(結果的に世界中からCDを探す事になったのも、むしろ楽しかったのは秘密である。)

 

3. プロフィールビデオのBGM
さて、こちらが本題である。ここで許諾申請が必要となった。
当初、説明通りの形で制作するつもりであったプロフィールビデオであるが、どうしても尺があまる。8分ほどになってしまい1曲だけの予定が2曲必要になりそうであった。1曲の同時再生も半ば冗談みたいな話だが、2曲を「曲間なしで続けて再生」は不可能だ。

という事でプロフィールビデオ使用を目的として、「音楽の複製利用」申請を行った。

「音楽の複製利用」とは、CDから別の形に「複製」して、少し編集したりして「利用」する事だ。リミックスはだめだけど、曲の後ろをカットしたりは大丈夫。
1曲めを途中でカットし、2曲めも尺通りにカットしてDVDに収録することができる。

 

今回は、許諾取得も考慮して「簡単な」曲を選んだ。手順は以下の通り。

1) 曲がどこに申請すればよいか確認する。
ここへ聞いてみた↓
結婚式で使う音楽著作権を一括代行処理「一般社団法人 音楽特定利用促進機構」 ISUM

こんな形で返事を頂き、連絡先を入手する。

《サンキュ./DREAMS COME TRUE》
・「著作隣接権」 一般社団法人 日本レコード協会
メール:******@riaj.or.jp
・「著作権」 一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)
HP:http://www.jasrac.or.jp/
電話:03-3481-2125(平日9時~17時)

《BOY MEETS GIRL/TRF》
・「著作隣接権」 一般社団法人 日本レコード協会
メール:******@riaj.or.jp
・「著作権」 株式会社NexTone
HP:http://www.nex-tone.co.jp/

2) それぞれに連絡をし、必要手続きを確認する。
団体によってメールだけで良かったり、アカウント取得して専用サイトからの申請が必要な場合もあり、印刷、記入、郵送が必要な場合もあった。

3) 請求書、または許諾書が届き、使用可能となる。
支払いも、前払い後の許諾と事後(締め日後?)に支払いという団体もあった。
基本的に業者向けシステムに感じるのは仕方ない。

基本的にはこれで完了だ。
許諾さえ取得できれば何もする事はない。例えば作品内への許諾番号の掲示や式場に提示する必要もない。逆に、聞かれない限り許諾したかどうかを公表する機会もない。

 

 

さてさて、やはり金額の部分は関心も高い分野だろうから、あえて公開する。

これはNexToneである。¥432。【著作権】


まあ、正直この価格であれば、まっとうとしか思わなかった。前金による許諾である。許諾申請の専用サイトにアカウントを作ってから申請するシステムで、一度きりの個人には手間のかかる方式だ。

 

これはJASRAC。¥216。【著作権】


郵送であったり、許諾まで2週間もかかったり、正直面倒くさい。
許諾後に送られてきた明細もこの通り。色々書いてるが、実際の価格は大したことないと思う。後払いである。

 

これは日本レコード協会だ。¥6,480。【著作隣接権】

単純に1曲3,000円。算定根拠もわからない。前払い許諾。
あくまで個人の感想だが、雑なことこの上ない。おもねって考えるに、著作隣接権への料金として考えると「演奏」するだけなら安いが「複製」するならワンランクアップするよ、とそんな感じだろうか。

ちなみに先日ニュースになったGLAYは、この日本レコード協会への「著作隣接権」の話である。
GLAY 結婚式での楽曲使用どうぞ!著作権料徴収せずと発表「無償提供したい」 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース

 

いかがだろうか。
2曲の使用で¥7,128。曲当り3,500円だ。
高いと思うだろうか。
誰のせいで高くなっているのだと思うだろうか。

 

個人的には、ふと電気自動車での「Well to Wheel」の話を思い出したりした。
曲の誕生から結婚式での演奏まで「どこに誰が金を支払うか」問題だ。

 

余談だが、式場は更なる脅威の心配もしていた。
結婚式では、終わったあとに式を撮影した動画をDVDなどにしてくれる。当然これには式中のBGMが録音されてしまうが、これも著作権問題のために販売できなくなるかもしれないとの事だ。

結婚式業界にとって、著作権はある種の外圧なようである。

近い将来、結婚式の形態はまた変化していくだろうし、それはそれで単純に悪いこととも思わないけれど。

 

 

 

※更に余談だが、これらの方式は式場によっては必ずしも徹底してもいないようだ。ま、一般の人々にこれを説明されても、簡単に理解は難しいだろう。