2017上半期中国映画レポート

ここ最近、これらの中国映画たちを見た。

1. 我不是潘金莲
2. 28岁未成年
3. 情圣
4. 乘风破浪
5. 嫌疑人X的献身

1. 「我不是潘金莲」

今も中国一の美女と言えば彼女を指すのだろう、というイメージの范冰冰 (ファン・ビンビン) が主演。1枚めポスターの2人は同じ彼女。范冰冰がこんな泥臭い田舎の女性を演じる、というのも一つの売りになっているようだ。

ただ、それよりもまずはこの不思議な画面に吸い寄せられる。

冯小刚新片《我不是潘金莲》首曝预告

丸く切り取られた画面の中で、昔ながらの生活が営まれ、理不尽さに耐えながら地道に努力する女性が、じーっくりと描かれていく。社会の、というか立場に固執する人々を皮肉っぽく描いていく。
絵画的だが泥臭い。美しい風景とかではないのだが、見ていて飽きない。とはいえ、話もじーっくりと進むので中々最後まで見るのは辛かったが(笑)

英語タイトルは “I Am Not Madame Bovary” で、原題も「私は潘 金蓮ではない」である。潘 金蓮とはウィキペディアによると水滸伝などに登場する「絶世の美女だが性欲・物欲・向上心が強く、夫を殺して情夫との淫蕩にふける典型的な悪女・淫婦」の象徴的な人物のこと。英題のボヴァリー夫人も同じような人物。もし邦題をつけるなら、誰の名前を充てるのだろうか。
などと思ってたら、既に原作の邦訳が出版されていた。

わたしは潘金蓮じゃない
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2. 「28岁未成年」

学生時代から付き合って10年、同棲も5年して今さら別れの危機に陥った28歳女子が、17歳に戻れるチョコレートを手に入れて…というラブコメ。

《28岁未成年》Suddenly Seventeen || 爱情版预告

主演の倪妮 (ニーニー) は28歳と17歳をもちろん両方演じるのだが、彼女の演技力は十分に説得力がある。17歳時代の恋人役には”我的少女時代”の王大陆 (ダレン・ワン) !

 

3. 「情圣」

既婚子持ちの代理店勤務の30過ぎ男 (肖央) が、広告でやってきた韓流モデル (クララ、イ・ソンミン)に何とかお近づきになろうと必死に頑張る…というコメディ。

《情圣》Some Like It Hot || “搞事”版预告

肖央という主演俳優は、どっかで見たな~と思っていたら、王宝强「唐人街探案」に敵役で出ていたのであった。脚本や制作もやったり音楽でも有名らしい。
しかし、映画はまあゲスい。コメディとして面白いけど、見ててもひくレベルで男目線だけのゲスい努力が続くので、人を選ぶ映画だろうな…

 

4. 「乘风破浪」

あの80后世代の人気作家・韩寒 (韓寒)が監督した第二弾作品。僕は「ネオ・チャイナ」という本で彼の人気を知った。しかも、現在はラリーもやっている。ずーっと気になる存在だ。

話は、父親との確執を抱えた男が、事故をきっかけに父親がまだ結婚する前の時代へとタイムスリップし、同世代の父親と共に過ごしながら父親の実像へと触れていき…というもの。大きなクライマックスも少なく、穏やかに話も進んでいき、落ち着いた作りで楽しめる。質も高い。

《乘风破浪》曝终极预告

それにしても、主演の邓超 (ダン・チャオ) は本当に忙しそうだ。美人鱼はじめ、いろんな映画でしょっちゅう目にする。今が俳優人生のピークなんではなかろうか。

タイトルにもなっていて、劇中でも歌われる「乘风破浪歌」はさだまさし「関白宣言」の中国語版だそうな。しかも今回は韩寒みずからが作詞をしている。

「男子汉宣言之《乘风破浪歌》」というのが正式名なんだろうか。「関白宣言」は中国漫才”相声”の定番ネタにもなっているようだ。もちろんさだまさしのがオリジナルなんだろうが、歌詞がネタなのかタイトルだけなのか、一度聞いてみたい。

冒頭と後半に、やはりラリーやドリフトのシーンが出てくる。当然所属していた/いるスバル・ラリーチーム・チャイナのWRX STi。しかも、タイムスリップ場面ではちゃんとインプになっていて、90年代に時代考証も揃えている(笑)

 

5. 「嫌疑人X的献身」

言わずと知れた東野圭吾の大ヒット作品「容疑者Xの献身」の中国版である。2012年の韓国版に続き今年の4月公開となった。監督はあの「左耳」の、歌手で俳優でもある苏有朋 (アレック・スー) だ。

しかし、実際にはかなり手堅い方向でのリメイクになっていて興味深かった。福山雅治や柴咲コウが彩りコメディ要素も混じっていた日本版からすると、非常に「暗い」映画になっていた(笑)
俳優も、王凯(ワン・カイ)张鲁一(チャン・ルーイー)という2人が主演なのだが僕は知らなかった。特に张鲁一はドラマで有名らしい。

この映画の車両はBYD (比亚迪) というメーカーがスポンサーなのだが、そのせいで同社が誇る”車庫出し”機能をさりげなく盛り込んでいて面白い。僕は知らなかったので、えええ???と映画そっちのけで気になってしまったものだ(笑)
全新速锐 比亚迪汽车 (速锐がモデル名である。)

ここより

スリランカ自動車図鑑

フォード・コーティナ MkIII。1970年以降だ。

あっさりしたお尻のほうが好ましい。

初代ダイハツ・シャレード。後期型は1980年からの3年間に作られた。

三菱・ミラージュの二代目は83年からなので、シャレードと同世代だ。ボンネットのオーナメントが胡散臭さを増している(笑)

こっちのミラージュも胡散臭いリアウィングとホイールがイカしている(笑)

これまた同世代、少し兄貴分なB310サニー。

P70スターレット。

80年代に比べるとなぜか90年代はぐっと少ない。Y32セドグロ・グランツというスリランカっぽくないのがやって来た(笑)

強烈なカスタムを施した、CR-X(笑) 当然、車高はノーマルだ!

赤く輝くエンブレムが眩しい、三菱ジープ。タイヤはワイヤー見えてるけれども。

このボンネット・バス、一瞬三菱ふそうかと思っていたのだが、改めて見ると違う。どうもトヨタのDA系のようだ。縦の桟がある海外仕様のグリルをつけている。

 

スズキ・アルトだが顔が違うのはインド版だから。Maruti Suzukiブランドの800ccモデルは今も5台目のHA12系がベースのようだ。

 

こちらもインド版になるマルチスズキ・ワゴンR。ボディはまだ4代目MH23系のままだが、エンジンは1000ccガソリンになっており、CNG仕様もある。デザインもこのシンプルなLXi / VXiとスティングレー顔のVXi+という2種類がラインナップされているようだ。(スティングレーという名のモデルはもう存在しない。)

 

これが、こっちでの初代ワゴンR。ウィキペディアでは書いてないけど、初登場は既に日本では二代目が登場している99年の事で、一世代遅れたCT系をベースとしてインドで発売開始したようだ。顔がワイルド。

 

タタ・インディゴ (Tata Indigo) は2002年から2009年まで生産されていた、タタ・インディカのセダン版。これは初代で1.2Lガソリンか1.4Lターボディーゼルが選べた。

 

この小さめサイズのミニバンは、DFSK Gloryという名の東風汽車(东风汽车, Dongfeng Motor)系列のメーカーが製造する中国車だ。DFSKとは、膨大なラインナップの東風グループの中でも、重庆小康汽车 (Chongqing Sokon industrial) という自動車部品メーカーとのJV企業で、重慶での生産またはインドネシアでCKD生産の上、主に海外に販売している。Gloryシリーズは大きさのバリエーションが結構豊富だが、これはDFSK Glory 330という最小モデルのようだ。エンジンは1200と1500ccの二種類がある7人または5人乗りモデル。

 

スリランカ唯一の自国資本メーカー、Micro cars Tivoli双竜・チボリのOEMモデル。1.6Lの5人乗り。
Micro carsのロゴは別であるが、双竜モデルは他のMicroとは売り方が違うのか、双竜の海外向けエンブレムになっている。

 

MG6。MGは現在上汽集团=上海汽車(SAIC)傘下で、このMG6も同社の栄威(ROEWE)550をベースに開発して2010年に登場した。ただこの栄威(ROEWE)550は、元々ローバー75のプラットフォームをベースに設計されていた後継車から発展したモデルらしく、MG=ローバーの血筋の濃さは相当なようだ。リアクォーター辺りは特にそう感じる。さらにややこしいのが、ベースの栄威(ROEWE)550もドバイ、イランなど一部地域ではMG 550として販売されていたりするみたいで、もはやブランドと出自と資本とがごっちゃごちゃである。

これは2015年までの前期型。1.8Lの5ドア・ハッチバックセダンである。

 

アジア各国では定番の三菱・パジェロスポーツ。これは2008年からの2代目モデル。別の国では懐かしのチャレンジャーの名前らしい。

 

小型トラックで最もよく見るのはタタ・エースだが、競合になるのがこのマヒンドラ版。マヒンドラ・マキシモ (Mahindra Maxximo)という。エンジンは900ccだが ディーゼルとCNG仕様がある。サイズは軽トラだが、850/750kg積なので積載量ではタウンエースと同等クラスになる。

 

エンブレムが無いが、これは福田汽车 (Foton motor)BJ1000系というモデルのようだ。モデル名は时代驭菱だったりAumarkやForlandだったり、仕向地によって色々あるみたい。1.6Lの0.7-1t積クラス。

D21ダットサン・トラック。

 

インドメーカーによるトラック。アショック・レイランド・ドスト (Ashok Leyland Dost)はしかし、完全オリジナルでなく日産との共同開発によりC22バネットをベースに設計されている。だからなのだろうか。ものすごい仮面顔。歌舞伎の隈取というか(笑)

このクルマに関連する記事を見つけた。
「~両社は2008年に提携し、組み立て合弁に加え、エンジン生産、技術開発をそれぞれ手がける2つの合弁を立ち上げた。日産は3社に49~51%を出資している。(中略)
合弁で開発した小型トラックは日産との新たなライセンス契約に基づき引き続きアショックが販売する。対象のトラック「ドスト」の15年度の販売は3万台弱。」
日産とアショック、インドの小型商用車合弁解消:日本経済新聞 2016年9月8日

 

マヒンドラの大型ピックアップはマヒンドラ・スコーピオ・ゲッタウェイ (Mahindra Scorpio Getaway)という名前だ。これは2006年に登場した現行型だが、クラシックな外観を保っている。

 

この5代目いすゞ・エルフそっくりのトラックは江淮汽车 (JAC Motors, Anhui Jianghuai Automobile Co., Ltd.) の帅铃またはHFCという名前で発売されている。調べてもいすゞとの関係は出てこないんだが…いくらなんでも…ねぇ?

 

スリランカのバスと言えば、アショック・レイランド・バイキング (Ashok Leyland Viking) がうじゃうじゃ走っているのだが、これはその定番モデルの2灯ライト版。ショートボディでフロントも2枚ガラスと古めの印象。

 

これも珍しい顔だし、エンブレムも無いし、なかなか特定しづらいが…タタだと思われる。グリル小さめの顔だが、中身は最も普及したTATA 1510型のようだ。アショック・レイランドとTATAは、架装するコーチビルダーによってこのような細かなカスタムがあるようだ。

無印バスたち…これらはさすがに特定できない…

お坊さん達がたくさん乗っている。

TATAの現行型、スターバス

アショック・レイランド・1613トラック (Ashok Leyland 1613)。スリランカのトラックでは定番でおそらく現行型のようだ。

シンガポール自動車図鑑

シンガポール滞在時に、またまた現地で走っているクルマたちを収集してきた。

ここではこんな洋風の”Just married”婚礼仕様のクルマをよく見かける。

こいつらは一体なんという名前なんだろね?

高級車も多くないシンガポールは、ヒストリックカーとなると見かけることなど全くない。ただ1台、横を走り去っていったのがジャガーEタイプのクーペ。V12のシリーズIIIだろうか。

タクシーも大量に走っているが、割と車種は決まっている。もっともよく見かけるのはこのルノー・ラティチュード (Renault Latitude)だ。
ルノー・ラグナをベースに、韓国ルノー・サムスンが製造したSM5をベースに、ルノー・ブランドとして販売されるのが(ややこしい!)、このラティチュード。エンジンは2000ccディーゼル。

これも多い、シボレーのエピカ (Chevrolet Epica)という大宇・トスカ (Daewoo Tosca)のシボレー版セダン。これも2000ccディーゼルと思われる。

このSMRTというタクシーは、シンガポールの地下鉄、バスなども運営している民間企業。

ヒュンダイ・i40 (Hyundai i40)は、ソナタの少し小さめセダンとしてヨーロッパを中心に販売されている。

そして、こちらが先代のヒュンダイ・ソナタ (Hyundai Sonata)。今のように素晴らしいデザインになる前の、クラウン・コンフォートっぽい無難なセダンスタイル。

i40とソナタは、コンフォートデルグロというシンガポール最大で世界第2位の交通関連企業。シンガポール地下鉄、バス、そしてタクシーも扱っている。

キア・オプティマ (Kia Optima)は韓国ではキア・K5という名前だ。中身はヒュンダイ・ソナタと共通。

プリウスは少数派だが、いた。

更に少数派だがBYD (比亜迪)もいた!e6というEVである。

これも大宇こと韓国GMが製造していたシボレー・アベオ(Chevrolet Aveo、韓国名大宇・ジェントラ)。1200ccのコンパクト・セダンだが、特にイタルデザインによる初代はアグレッシブでいいデザインだった。

これは起亜が2003年から生産していたキア・セラトー (Kia Cerato)。ベースはヒュンダイ・エラントラと共通の1600ccクラス・セダンで2008年まで生産されていたので、所有権が10年と限定されるシンガポールで見られるのも今年が最後だろう。

そして、マレーシアでは絶大な人気のプロトン・サガをはじめとしたプロトン車も、シンガポールでもちょくちょく見かける。ただ、数はそこまで多くはない。

三菱・ミラージュのセダン版も走っていた。タイで生産されている。

ミニバン系の需要も高い。ただ、今までは殆どがトヨタ・ウィッシュの独壇場、現在はトヨタ・シエンタがUberなどのタクシー用も含めてどんどん増殖中という雰囲気だったが、このシボレー・オーランドもその種類に入るだろう。

昨年登場した新世代、ルノー・メガーヌIVは初めて見た。大柄なボディはハイクオリティに感じる。日本にはまだ入ってきていない。

奥に写っているのはトヨタ・カローラアルティス。

そのアルティスの前期型は少数派になりつつある。現行の後期型がカッコよすぎるからね!

シビックは、去年に出て以来アジアの各所でもよく見るくらいによく売れている様子だ。ここシンガポールでも頻繁に見た。

なにしろデカイのが印象的だが、その割に赤のほうがむしろ似合って見える気がする。

日本では未発売のレクサスES。昔のウィンダムだが、現在はアバロン・ベースで大型化している。

これも日本未発売の日産・キャシュカイ。エクストレイルの5人乗・ショートホイールベース版だ。見た目も立ち位置もほとんど同じ。

いわゆるフルゴネットやエクスプレスと呼ばれる小さめのトール・ワゴンは、こちらでは需要が高いようで大量に見かける。商用はもちろんの事、乗用車としても使われている様子でヨーロッパのように黒バンパーのパネルバン一色という訳でもなく、色んなバリエーションを見かけた。

筆頭のルノー・カングーは新型含めてやや少ないように感じた。新型は大きすぎる?のだとしたら日本と同じ現象だ。

ライバルのシトロエン・ベルランゴ (Citroën Berlingo)。まんま、カングーである。

VW・キャディ (Volkswagen Caddy) はデザインが洗練されているし、よく売れているのも納得。乗用車版のキャディ・ライフは更にカッコいい。

オペル版はコンボ (Opel Combo) と呼ばれる。これは先代のCombo Cでオペル・コルサがベース。現行型は下のフィアット・ドブロベースとなる。

フィアット・ドブロ (Fiat Doblò) も実によく見かけたモデルのひとつだ。

特に新型はフルゴネットの典型デザインから外れたことが好感されたのか、しょっちゅう見かけたように思う。大きさから言えばむしろ現行カングーのライバルになるのではないか。

大型バンのシトロエン・ジャンパー (Citroën Jumper)。これは14年以降の後期型。

韓国が誇る異形(笑)、雙龍・ロディウスも現行型がいた。ここではSsangyong Stavicと呼ばれる。

雙龍・ムッソーもいた。シンガポールで商用車登録される車両は車種により最高速度が決められており、後方にそれを示すステッカー貼り付けを義務付けられている。

4台目トヨエースだろうか、トヨタの80年台トラック。

タイガービール仕様の100系ハイエース。

見たことのないエンブレムは、Lexbuildというシンガポールのバス・メーカー。これはおそらく中国・金龍客車 (King Long, 厦门金龙联合汽车)のライセンスモデルだ。

収穫と、小型特殊という世界

東大路に佇んでいたロールスロイス・ファントム。

僕には最終型よりこっちの方がやはり、気分である。インテグラーレ16V。

これは珍しい。サーブ9-7XというSUVは2004年から08年まで、シボレー・トレイルブレイザーをベースに北米で販売されていた。2005年で終わったオールズモビル最後のモデル、ブラバダのデザインを継承したようだ。

懐かしのルノー・ルーテシア。しかも後期型。

XJ40ボディのXJ6は、このベーシックな4灯モデルがより好ましい。

C33ローレル、いいね。

7代目の120系「いつかはクラウン」。フェンダーミラーがぎりぎり最後の世代?

ある場所で収穫したクラシックたち。2代目シビックの後期型。

R30のなんと”ポール・ニューマン・スカイライン”!ボンネットの前端にあの有名俳優のサインがしっかり入っている(笑)

このあたりのデザインが泣かせる!

アウトビアンキA112の初期は、実は初めて見た。やっぱりアバルトの方だ。ボンネットに誇らしげに描かれた70HPの文字がいい。

VEGLIAのスケールは、この一見さり気なくも、実に丁寧にデザインされたブロック体が素敵だ。

感涙モノのプジョー205!子供の頃、かっこよくてすっごく欲しかった思い出の1台。

今も人気が高いらしく、それならばこれから好事家のコレクションになっていきそうな気配。

この車、1.9LのGTiだが左ハンドルだし、シート地も記憶の中の日本仕様とは違う。205ターボ16と同じ柄じゃなかったろうか。

この刻印を見て初めて認識したホイールメーカーが、スピードライン。

“ナイトライダー” トランザム。

近所にひっそりと佇んでいたミニ。フロントの小さなオーバーフェンダーからすると正規輸入のマーク3とかだろうか…

兄弟が揃っていた。かたやオペル・ザフィーラ。こっちはスバル・トラヴィック。部品取りかな。オペルを生かしてスバルが…まあそうなるよな(笑)

めっきり見なくなった101レビン。デザインはかっこいい。

顔を藪に突っ込んだまま、ドアも開けっ放しのAW11のMR2スーパーチャージャー。

近所の団地にはこんなエアポケットがあった。3台まとめて朽ちている。

ラルゴだ。この頃の日産ぽい、過渡的で先進的な割に綺麗にまとまったデザインで嫌いじゃなかったけど、たくさん走っていたのでスルーしている内に見なくなっていった印象がある。

ふと通りかかった通り沿いにとっても不思議な乗りものを見つけた。

なんだこれ!

思わず引き返してまじまじと見る。トラクターのようだが、登録されてナンバーもある。小さいけど。

帰って調べたら、ライガーJ100という名の「運搬車」というジャンルの機械。小型特殊自動車になり、福岡の筑水キャニコムが生産していたらしい。
主に農道なんかを走れるように、オフロード性能は確保して、公道ではむしろ15km/hとかの低速でしか走れない、と。耕運機のエンジンとかなんかな。

軽と同じくらいの全長もあり、幅は狭くて一人乗りだが全天候型だし、がっちり重量物も積めそう!これは面白い。

マレーシア自動車図鑑(現地仕様の日本車たち)

日本メーカーもいろんなモデルがあって、並行輸入の日本販売車と現地販売モデルが混在している。基本的には高級車が並行輸入なんだろうけれど。
という訳で現地モデルと思しき車種を集めてみた。

現地モデルといえば、トヨタ・キジャン (Toyota Kijang) だろう。90年代後半の4代目の前期もあまり見ない。すっきりしたデザインでじっくり見てると好感が湧いてくる。

さらによく見るのはハイラックス (Toyota Hilux)。7代目からIMV戦略でここマレーシアでもCKD生産されている。

こっちはSUVのフォーチュナー。08年までの前期型。

日産はこのフロンティア (Nissan Frontier) でアジア市場を開拓した。97年から割と最近まで作っていたみたいだ。この顔は2001年以降?

2004年にはフロンティアはナバラ (Navara) へとスイッチ。サイズも巨大化。

そして14年からの現行型に。でも、あんまり見かけなかったな。高級車感がある。

ホンダの現地車はコンパクトセダンのシティ。これは96年以降の初代モデル。シンプルだけど、この頃のホンダ車エッセンスが凝縮された感じ。

2代目は日本でもフィット・アリアの名前でタイから輸入されていた。一見すると並行輸入かと思ってしまったくらい。

そしてこれが2013までの5代目シティ。2008~11の前期型。無駄なデカさが気になるのは自分だけだろうか。

現行型は日本ではホンダ・グレイスって名前で販売されている。

三菱で最もよく見るのはこのモデル。三菱・ストーム (Mitsubishi Storm) で95年から06年まで生産されていた。これのSUVモデルが日本でもチャレンジャーの名前で販売されていたね。

こっちはエアスクープがあるから2.5Lディーゼルターボだろうか。

次の世代は三菱・トライトン (Mitsubishi Triton)となって一時期日本でも販売されていた。

ダブルキャブの後方の処理がかっこいい。

シングルキャブも。トライトンはよく見かけた。

いすゞのピックアップも、これほど古いのはなかなか見ない。ファスターとかKBなどという名前で販売されていたのだが、マレーシアではなんという名前だったのだろうか。80~88年までのモデル。なぜかサブミラーが付いている。

次のモデルはいすゞ・ロデオ (Isuzu Rodeo) の名前で02年まで販売されていた。ごっつい、いすゞらしい質実剛健なダブルキャブ。

ロデオは、次のモデルでD-Maxとなり、大ヒットとなる。このマッチョなデザインはヒットも大納得だ。

現行型は更にアグレッシブに、そしてオプションの更にごっついアニマルバー付バンパーで更にマッチョに!

マレーシア自動車図鑑(マレーシアの輸入車たち)

マレーシアでは韓国車も結構な台数を見る。ただ、全体的には中国車に押されつつあるようで、乗用車の日本車やマレーシア車と中国の商用車との間で最近の車種より少し以前のものが多い。

起亜・スペクトラ (Kia Spectra) という名の5ドア・ハッチバックセダンはかわいらしい。2000年前後に生産された1.5/1.8Lの2代目前期型だが、正直顔はまんまセリカである。韓国では起亜・シューマ (Kia Shuma) の名前だったようだ。

こっちは後期型の起亜・スペクトラ。こっちの方が遥かによく見かける。

KLのジャラン・アローにて。

このスタイリッシュな顔つきは、これでもミニバンである。3代目の起亜・グランドカーニバル (Kia Grand Carnival) は2014年からのモデル。起亜・ソレントの兄弟。

このヨーロッパ・フォードみたいな個性的なコンパクトカーも起亜。起亜・リオ (Kia Rio) の2代目は2005年からで現代・アクセント (Hyundai Accent) との兄弟車だ。

そしてこちらが現代・アクセント (Hyundai Accent) の3代目セダン版。

マレーシアにおける現代自動車の状況はややこしく、2種類の”現代車”が走っているといえる状況だ。ひとつはマレーシアで組立販売し、イノコム (Inokom) ブランドで販売される車両。もうひとつは現代ブランドで販売するモデルだが、これも現地で生産しているモデルもあるという…

このサンタフェもイノコム・バッヂが付いた現地ブランド・モデル。

ただ、こんな現代バッヂのついたサンタフェもいた。グリルを付け替えたんだろうか。

韓国のオモシロ車といえば、双竜自動車(サンヨン、SsangYong Motor)を忘れる訳にはいかない。現在マヒンドラ傘下だが、メルセデスの技術協力でできたクルマたちの”ベンツ風”をあからさまに出したB級感あふれるデザインがヤバい。

双竜・ロディウス (SsangYong Rodius) が最強。このベンツそのものなグリルもアレだが…

やっぱりこのリアがすごい。箱が乗っかったデザインは驚異の4列11人乗りのシートレイアウトのせい。4列目って、どうやって乗り込むんだろうか。

双竜・カイロン (SsangYong Kyron) のグリル。ちゃんと?エンジンはベンツと同じである(笑)

個人的にはこのリアデザインが個性的で好きだな。仏壇みたいなテールランプ。

この数年で中国車もどんどん増えているのを実感する。特に商用車を中心が多く、去年からでもハイエースの比率が急速に減少してきている。

これは北汽福田汽車 (Foton Motor) の风景 (Fēngjǐng) というハイエースのコピー車だが、VIEW CS2 Transporterという名で販売されている。

このクルマを見ていると、もはやハイエースって一つのスタンダードになっているのではないか、そう思えてくる。

これは东风扬子江汽车 (Dongfeng Yangtse) のハイエース・コピー。ウェブでは電気自動車版しか掲載が無いが、これは3Lディーゼル。

というか、このデザインは金龍X5シリーズそのものなので、販売協力などがあるのかもしれない。

厦门金龙旅行车 (廈門金龍旅行車、Xiamen Golden Dragon Bus) は金龍 (King Long) グループの一社だが、これはV3シリーズというハイエース系バン。

というか、ここまでの近似性だとライセンスで生産しているように見えるのだが…色々調べても確認できなかった。

トラックもいた。JAC Motors (江淮汽车、Jianghuai Automobile Co., Ltd.) の帅铃 (Shuài líng) というモデル。いすゞ・フォワードっぽいデザイン。

このピックアップは长城汽车 (Changcheng qiche, Great Wall) の Wingle 5 (风骏5) というモデル。

これも长城汽车 (Great Wall) のM4という1500ccクラスのSUV。

このスズキっぽいトラックは长安汽车(長安汽車、Chang’an Automobile)の星卡(Xīng kǎ)という名前の1300ccクラスである。マレーシアではChana ERA Star pick-upという名前になる。

そして、この驚異のデザインは同じく长安汽车のCM8というミニバン。とてつもなく薄い!昆虫みたい!

2004年にスズキの1.3/1.6Lエンジンを搭載して発売したCM8は、都市向けに商用車感を廃したデザインで機能性を打ち出した、らしい。成功したかどうかは…不明だ。

しかし、しかし、嫌いじゃないよ!

フォードも意外によく見かける。特にレンジャー。フォード・レンジャーはアメリカ版とインターナショナル版でまったく違う歴史を持ち、結構ややこしい。マレーシアではもちろんインターナショナル版。これは2000年頃までのマツダと共同開発になった初代モデル。

こっちはT6と呼ばれる2011年からの現行世代の初代。

次によく見るのはトランジットだ。ホテルの送迎用需要をハイエースやキャラバンなどと分け合っている。これは3代目の後期型。

これが現行の4代目モデル。

おまけ。

こんなクラシック・メルセデスは珍しい。

マレーシア自動車図鑑(クラシック日本車: その他編)

むしろトヨタ以外の車種に面白いものが走り回っていたりする。

なんとなんとのダイハツ・シャルマン!!2代目は81~88年の、カローラベースで作られたダイハツの最高級セダン。

バッヂを見る限り1300のようだ。とにかく、残っていたことが嬉しい!

こっちには初代シャレード。丸目の77~80年前期型。

87年以降の3代目シャレードもいた。

こちらはアルト。800ccの輸出版。

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三菱でのMVPはこの初代ミラージュ。78年~83年の生産。ターボ用みたいなバルジがあるが、前期顔。後付けかな?

80~85年の4代目ギャランΣ。ボロッボロである(笑)

79~83年の2代目ランサーEXはここでは未だによく見かける。いかによく売れたかが推察できる。

6代目ギャラン!87~92年である。ボンネットやグリルはVR-4仕様である。

パジェロはやはりまだ多く見かける。91年以降の2代目しかり。

この82年スタートの初代もまだまだ多い。

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マツダはやはり、このファミリアだろう。77~85年のFRな4代目。

この丸っこいお尻がかわいらしい。

80年以降の5代目、FFファミリア!

セダンなぞ、日本ではいつ以来見ていないだろうか。

フォード・レーザー。日本と同じルックス。

3代目のボンゴは流石にここでも見かける。

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ホンダはあまり見かけない。この2代目アコードくらいか。81~85年。

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日産。4代目の310サニー。現役だ。

うん、まだまだいける!

310後期のバンもいた。偶然、5代目B11サニーと並ぶところ。

おお!フルノーマル・セフィーロ!もう日本では希少化してしまったね。

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いすゞ・ビッグホーンはこちらでも少数派だろうか。それでも現役感がある。81~91年の初代モデル。