街かどのクラシックス:捕獲簿

最近捕獲したクルマたち。

ジャパンがキレイに残されている。深いハヤシ・ストリートのホイールがシブい…

三菱・スタリオン。リアにはクライスラー・コンクエストのバッヂが貼ってあり、オーナーのさりげないこだわりが見て取れる。

岐阜へと向かう道すがらに出会った、初代クレスタ・2.0スーパールーセント。ワンオーナーのようだ。

なんてお宅だ!通りすがりに驚いた。R31スカイラインの揃い踏み。かたや4ドアの後期、かたや2ドアクーペ。4ドアにはGTオートスポイラーも装備して、当然両車素晴らしい状態を維持されている。

香港で見かけた、素晴らしくキレイなCR-X。香港やマカオにはこのあたりの80~90年代のJDMモデルが良い状態で残っているのを時折見つけることができる。愛情だな~。

無限ホイールのみのフルノーマル。素晴らしい。

これまた最高な、エクサ・コンバーチブル!こんな希少車がこんなに美しい状態という驚異!

ホロもしっかりしているが、青空駐車で心配になったり…失敬。

NAロードスターかと思いきや、あのM2 1001である!オートサロン期間中の幕張で遭遇。

そろそろ20年を経過してしまうことになる、最終型のコロナ・プレミオ後期。

これも立派な希少車!? 我が家の近所には街宣車が停まっている。何のこだわりか、どちらも欧州車。90年代前半のU-B10MCボルボ・アステローペに、こちらも同年代のネオプラン・N117/2スペースライナー(元中央観光)という国粋主義とは程遠いチョイス(笑)

最近のクルマも少し。
あまりに巨大なサイズになんだこりゃ!となったのは、北米日産のNVパッセンジャー。5.6Lエンジンで全長6m…絶句。

いつでも好きなランチア・デルタ。

京都ではシトロエンに遭遇。これはショップの鈑金途中なのか、バンパーも外されてキレイな塗装で佇んでいた。

その傍らには、シトロエン2CVフルゴネット。くたびれ具合も申し分なし。

ルーフ際に付けられた2分割のナンバーが粋だ。

これは愛知の碧南で捕獲した、よいくたびれ具合のルノー・キャトル。

こっちは非常に美しい、ロータス・エスプリ。シリーズ1だろうか。

大きな大きなサイドマーカーが素敵なUS仕様、初代5シリーズ。1981年の528iか。ペイントもヤレず、かといってオーバークオリティでない適度な佇まいが非常に好ましい。オーナーはどのような思い入れを持って乗られてるのだろうか。

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タイの陸運局、それにクルマたち

先日、バンコクにてタイでの自動車の登録をする、日本で言うところの陸運局に行く機会があった。
やってる事は割合に日本と近いようだ。

バンコクの陸運局はタイ運輸省”กรมการขนส่งทางบก | Department of Land Transport“の管轄で、BTSモーチット駅の近くにある。

伝聞なのでうろ覚えだが、基本的には書類の登録をして税金を払う、そんな流れでナンバーは交付される。日本と同じようだ。ただ、税金は毎年支払いが必要なため、ドライブスルー方式になっている。

これがその登録を管轄する自動車管理局=つまり陸運局。

その裏手に検査ラインがあり、新規登録の車両はここを通る。
特にタクシーは専用のラインになっている。タイのタクシーはほとんどが個人タクシーなので検査に時間がかかりやすいため、専用ラインが用意されているのだろう。

型式などを手前の机に向かう検査員がチェックし、それからラインへと進む。

たぶん、寸法や必要物が搭載されているかどうかの確認といった程度のようだ。

 

さて、街なかのサラデーン駅あたりまで帰ってきて出会ったのはマツダ・BT-50ピックアップの初代モデル。

これもマツダの先輩ピックアップ、ファミリアトラックだ。2代目ベースなので1967~78年の生産となる。タイでは人気モデルだったようだ。

お、これもマツダ?と思うほどカペラっぽいデザインだが、3代目のヒュンダイ・ソナタ。1993~95年の前期モデルだ。

これまたレアなルノー19の、しかも前期。はじめて見たかもしれない。慌てて携帯を向けたので、写りが悪いのはご容赦を。

チャイナタウンあたりでは、ランドローバー。シリーズⅢのようなので70年代だろうか。

街なかで「おっ!」というデザインのバイクに遭遇。キレたデザインでいいじゃないの。

なんだこれ…と思ったら、デビューしたてのタイ・ヤマハのQBIXという125ccバイクだった。

QBIX [2017] – รุ่นรถและข้อมูลจำเพาะ | YAMAHA | บริษัท ไทยยามาฮ่ามอเตอร์ จำกัด
タイヤマハが125ccスクーターな新型Q-BIX(キュービックス)を発表 : 個人的バイクまとめブログ

なお日本でも輸入されはじめた模様。
バイクショップChopsがタイヤマハのQBIXを取り扱い開始| バイクブロス・マガジンズ

香港の小巴と巴士(バス)

昨年末に訪れた香港で、バス達をウォッチング。

今気になるのはマイクロバス達。香港へ向かう道中で見たマイクロバスが題材の香港映画「忘れえぬ想い(原題: 不忘了)」を見たのも大きい。

映画と同じ、先代のトヨタ・コースターがベースのマイクロバス。ここでは小巴(Xiǎo bā)と呼ばれる。2階建てが有名な一般のバスが結ばない住宅地なんかをこれらの小巴が走り回る。

もちろん昨年登場した現行モデルのコースターもいた。

主にショートボディが使われており、16人乗りがメインのようだ。

しかし、乗るのは結構難しい。どのバスがどの路線を走るかとても分かりづらくて、地元の人間でないと使いこなせないんじゃないだろうか。

それならそれで、むしろ乗りたくなるもんだ(笑)

ということで、いっぺん試しに乗ってみる。

ルートを調べるにはこういったサイトもあるが…
專線小巴路線指南 | www.16seats.net
正直わかりづらい。

路上、どちらかといえばメインストリートから一本離れたような道にバス停が立っているようだ。地名が把握できないとどのルートかわからない。だが、そもそも通っているルートがメインを外しているので、余計にわかりにくい。

乗り込むと、まずは運転席後ろの機械にオクトパスをかざし、それから座席に座っていく。この時の料金は6HKDと、まあまあ良い値段である。

降りるときは、この座席上に設置された赤い押しボタンを押して降りる。まあ単純だ。

とにかく路線さえ把握できれば、大した事はない。たいてい座れるし前払いなので降り過ごしても次で降りれば問題ない。とにかく、路線がわかるようになれば、ぜひ使ってみてほしい。

 

 

一般的な二階建てバス。これは城巴(City bus)のもの。香港島はこの色が多い。車種はイギリスAlexander DennisのEnviro 500 MMC

緑とオレンジは新巴(First bus)の色。どちらも今は同じ会社が運営している。これもAlexander DennisのEnviro400

ゴールドは九巴(KMB)のバス。九龍ではKMBが多い。車種はイギリス・北アイルランドのWright Eclipse GeminiとEnviro 500。

これも金色じゃないが九巴(KMB)。シンガポール、マレーシアなどのアジア各国でもよく使われているScaniaのK230UBである。

乗用車は、今回はとにかくテスラ・モデルXを大変よく見かけた。香港はテスラの普及度がとてつもない。

的士(タクシー)で、日産NV200が走ってきたのを見つけた。

深セン(深圳)のクルマたち。

6月以来の訪問となった深圳の街。
あらためて車たちをチェックしてみた。わずか半年なので印象論と思うが、前回より遥かに多くの中国国産車を見ることができた。売上が好調なのを反映して…いるのだろうか。

SUV系は似たようなカッコのモデルが多数走っていた。
これは上海汽车(上海汽車工業)の1ブランド、荣威(ROEWE)RX5という1.5-2.0Lモデル。

詳細画像など: 【荣威RX5图片】-易车网

長城汽車(长城汽车, Great Wall) 哈弗 (HAVAL) というSUVブランドを持っている。このモデルはH6という1.5/2.0LターボのSUV。

正直遥かに大きなクラスに見える。

画像はここで:【哈弗H6图片】汽车之家

このイヴォーク+アウディ的な、ヨーロッパ風デザインは众泰汽车 (Zotye Auto)T700というモデル。今年2017年登場の新しいトップモデルだそうな。4~7人乗で三菱製を含む1.8~2.0Lのターボエンジンを搭載する。

ラーメンのふちを思わせる中華風のロアグリルがポイントだ!(笑) 詳細画像など:【图】众泰T700图片_汽车之家

奇瑞汽车 (Chery Automobile)瑞虎3という1.6Lモデルの5人乗SUVだ。

詳細画像など:【图】瑞虎3图片_汽车之家

1年前から登場の新型キャディラック、XT5も停まっていた。

この7人乗ミニバンは海馬汽車(海马汽车、Haima Automobile)という第一汽車傘下のメーカーによる福美来七座というモデル。

詳細画像など:【福美来F7图片】汽车之家

街なかでも福美来七座はいた。

このミニバンは、华颂 (Huasong) 7という名の华晨汽車(かしんきしゃ、Brilliance Auto)傘下のミニバンブランドの高級モデルだ。华颂 (Huasong) はBMWとのジョイントベンチャーで作ったブランドで、このモデルも傘下の金杯ブランドのモデルをベースにBMW製2.0Lエンジンを搭載している。だからか、ヨーロッパ的デザイン。

詳細画像など:【华颂7】-易车网

定番中国車デザインなこのバンは、長安汽車(长安汽车, Changan)睿行という。三菱の4G15S、1.5Lエンジンの5人乗。このデザインは現行モデルである。ちなみに、こういう小型ミニバン・カテゴリーを中国では「微面」と呼ぶ。

詳細画像など:【图】睿行M80_汽车之家

こちらも長安汽車の小型バン、星光だ。排気量は0.8~1.3L。

詳細画像など:长安商用 长安星光4500_腾讯汽车【图】

この一見商用バンに見えるクルマも長安长安欧诺 (海外名:Changan Honor) というCDVである。CDV (Car Derived Van)とは、ルノー・カングーみたいな乗用車に箱がついた乗用車的な小型バンのこと。

出自の通りヨーロッパ的なデザインを狙ったようだ。2012年に登場した1.3/1.5Lの5~8人乗りモデル。

三菱デリカそっくりのこれは东风柳州汽车(東風柳州汽車)の1ブランド、东风风行(東風風行, FX Auto)菱智というモデル。2001年から現在も生産されている。

百度百科での菱智の説明では、三菱デリカ・スペースギアの翻案 (东风风行菱智原型车为日本Space Gear L400,常被译作三菱太空舱)とはっきり記載されている上、エンジンも三菱製を使用、なにより車名の菱智という名前が三菱との関係を物語っている。

その辺はこの記事 「中国版 ミツビシ デリカ カーゴ !? 風行汽車 菱通 CMV ・・・・」アクア ランサー Ralliartのブログ にも書かれている。

 

 

東風日産 (东风日产) もいた。帥客 (帅客 shuài kè) という名前の1.5~2.0Lを搭載したバンである。ただ、エンジンは日産製ではなく三菱 (1.5L, 2.0L) やプジョーPSAの1.6Lという不思議な組み合わせである。

これはそのプジョー製1.6Lを搭載したバージョン。先代モデルである。

東風小康 (东风小康、DFSK)は東風の小型車部門だが、バン・トラックが主なラインナップ。これは2012年から生産しているCシリーズである。1.4-1.5Lクラスだが、EV版のEC36もある。

如何にもなオバサンが通りすぎる横で荷降ろしをしているのは、2006年から作られている1.3Lの小型バン(微面车)、上汽通用五菱揚光(扬光)だろう。

この長~いバンも上汽通用五菱。荣光 (榮光、Róngguāng)というモデルは排気量1.2Lだが、この加长版(拡張版)の全長は4.5mもあり、ハイエースに近い長さを持つ。

詳細画像など:【五菱荣光2012款加长版 6450B-标准型侧前45度车头向左水平汽车图片-汽车图片大全】-易车网

上汽通用五菱の五菱宏光は5-7人乗りのMPVだ。2010年に登場し、写真の初期型はヒンジドアだが、後にスライドドア化した。1.2/1.5Lエンジンだが、5MTしか無いのは良いのだろうか。

こっちはBMWルック。华晨(華晨)金杯海星A9というモデル。排気量は1.0Lだが燃費で人気のモデルらしい。

ヘッドライトまでBMWを意識しているのがむしろ、確信犯だと自白しちゃっている。

このフォードの救急車、独特な顔つきだが中国版のフォード・トランジット (福特全顺) である。第3世代をベースとし、エンジンは2.7Lディーゼルと三菱製の2.4Lガソリンがある。それにしても、中国車の三菱エンジン使用率たるや!

長安汽車(长安汽车, Changan)のトラックもいた。神骐T20という1.3Lエンジン搭載のモデルである。

変なパトカーも見かけた。ゴルフカートのようだがれっきとした深圳警察の車両だ。いろいろ調べたのだが、たぶん沃森电动车 (Wosen EV)という、深圳にあるEVメーカーの車両のようである。2003年創業で、この6人乗り以外にも様々なタイプを警察に納入している。雨の時には横のカバーを下ろすこともできるようだが…使えるんだろうか(笑)

この小さな車もEVだ。新大洋電動車有限公司(山东新大洋电动车有限公司)によるブランド知豆によるD2という2人乗モデルだ。レンタカーでまずシェアを獲得する作戦で成長しているようで((中国)2人乗りEV「知豆」の販売好調、レンタカー市場で売り込み: Reuters )、この芒果出行もスマホによるレンタカーサービスである。2016年まではボルボやロータスも所有する吉利 (Geely)汽車傘下だったが、現在は離脱している。このモデルはD2Sという廉価版の模様。

比亚迪 (BYD) の超小型車、F0もいた。1.0Lの排気量にiQやアイゴ的なサイズ。室内はMINIぽいと言うよりヴィッツぽいデザインだ。現在も販売している。

これもBYD。比亚迪・秦 (英名:Qin) という名前のセダンである。こちらも現在も販売中。BYDらしくEV版もラインナップしており、どちらも先進性をアピールするかのようにテスラよろしく超巨大なディスプレイをセンターコンソールに装備する。

この車両、ナンバープレートが緑と白になってるのは、環境優遇車の証なのでEV版だと思われる。

中国車の心、VWサンタナがいた。サンタナは、大众桑塔纳という名前で83年以来400万台を売り上げ、90年代以降の改革開放期の中国を支えた。2012年までの実に29年間も生産され、多くの中国人に馴染み深いモデルとして、今のVWの中国での人気を作り上げた名車だ。

以前見た映画「山河ノスタルジア」でも90年代のシーンで主人公の相手がサンタナを運転していた。
この記事でも、90年代の記憶とサンタナの強い結びつきについて書かれている。【我们可以怀念90年代,但不必怀念桑塔纳 – 每日头条】

こちらもサンタナ。2004年以降のフェイスリフト後の桑塔纳3000。

深圳でよく見るタクシーの多くはトヨタである。見ない車種なのだが、これは中国版で廉価版のカローラこと花冠EXである。メインのカローラは日本と同じプラットフォームから設計されて販売されているが、こちらの廉価版は未だに120系をベースとしている。

こっちには普通車の花冠EXもいた。
詳細画像など:【图】花冠_丰田_汽车之家

そしてこちらは、中国版のクラウンである。自分もこれを見るまでクラウンは国内専用車だと思っていたので驚いたが、デザインも専用で左ハンドルの中国専用モデル“一汽丰田皇冠”が生産されている。この中国版は180系ゼロクラウンからスタートし、現行モデルの14代目210系は日本発売の2年半後の2015年に発売した。

リアスタイルも独自デザインとなり、よりスポーティになっている。エンジンは2.0Lターボ一種類のみ。
詳細画像など:【皇冠图片】_汽车之家

奇瑞汽车の艾瑞泽7 (Ài ruì zé)というセダン。幅も1825mmもあるが、パワートレーンは1.5L+CVT/5MTだ。

外国ブランド2台。シボレー (雪佛兰)マリブ (迈锐宝XL, Malibu)は2016年からの新しい現行モデル、右側はヒュンダイ (北京现代)のエラントラを4cm長尺化した朗动 (Lǎng dòng) である。2012~16年の前期型だ。

この大柄で不思議な雰囲気…なんだろう。これはメルセデスと比亚迪 (BYD) が合弁で立ち上げたDENZA (腾势)というブランドである。販売しているのは2014年以来この一車種だけである。Bクラスをベースにサイズを拡大し、幅も1.8m以上もある大きな4ドアセダンだ。電気自動車:ダイムラーの中国産電気自動車「DENZA」はどんなクルマなのか – MONOist(モノイスト)

詳細画像など:【腾势】最新腾势报价_腾势腾势社区-易车网

ヨーロッパ車感がプンプンする。DENZA (腾势)の本社は深圳、だからこそこんなところでも見かけるのだろうか。

マカオの車たち

あまり時間もなく、数時間のマカオだったが、カジノ街でない街なかのエリアに来たので車ウォッチング。

香港の近くだが、タクシーの主流は香港とは全く違う。カムリばっかり。ほぼ日本からの輸入車だ。

マカオの下町は香港以上に狭い。路地ばかりなのに香港のクラウン・コンフォートよりデカい車種という不思議。

道路のそばは、こんな風にバイクでぎっしりだ。

少数だが、フォード・モンデオもいた。

目と鼻の先が中国、もちろん中国車もいた。东风小康(DFSK)v29は1300ccクラスのミニバンだ。MINI BUSというバッヂがついているが、Microvanと呼称している場合もあるようだ。右ハンドル版。

これでも2012-13年式である。

バスもほとんど中国車の印象だ。これはシェアトップの宇通客车(宇通客車、Yutong)New era/新時代というバス会社。

こちらもユートン。

ちなみにユートンはシンガポール・チャンギ空港の新ターミナルでも採用されている。

こちらは蘇州金龍(苏州金龙, Higer)

青と黄色はTransmac/新福利というバス会社のカラー。マカオのバス会社のウィキペディアは、車両記事が異常に充実している。

三菱ローザなどのマイクロバスも走っている。

トラックも中国車がチラホラ。

一汽红塔云南汽车制造は、煙草メーカーである红塔が一汽と合弁で1997年に立ち上げたトラックメーカーだ、そうな。「タバコの紅塔集団、第一汽車と自動車メーカー設立 – NNA ASIA・中国」

中国の敷地内にあってマカオ扱いという「租借地」に立地する珍しい大学、マカオ大学(澳門大学)で見たのは、なんと美しいST185セリカ。大切に原型が保たれている。

この隣には、なんとなんとシビック・フェリオ。これも丁寧に乗られている。

2017上半期中国映画レポート

ここ最近、これらの中国映画たちを見た。

1. 我不是潘金莲
2. 28岁未成年
3. 情圣
4. 乘风破浪
5. 嫌疑人X的献身

1. 「我不是潘金莲」

今も中国一の美女と言えば彼女を指すのだろう、というイメージの范冰冰 (ファン・ビンビン) が主演。1枚めポスターの2人は同じ彼女。范冰冰がこんな泥臭い田舎の女性を演じる、というのも一つの売りになっているようだ。

ただ、それよりもまずはこの不思議な画面に吸い寄せられる。

冯小刚新片《我不是潘金莲》首曝预告

丸く切り取られた画面の中で、昔ながらの生活が営まれ、理不尽さに耐えながら地道に努力する女性が、じーっくりと描かれていく。社会の、というか立場に固執する人々を皮肉っぽく描いていく。
絵画的だが泥臭い。美しい風景とかではないのだが、見ていて飽きない。とはいえ、話もじーっくりと進むので中々最後まで見るのは辛かったが(笑)

英語タイトルは “I Am Not Madame Bovary” で、原題も「私は潘 金蓮ではない」である。潘 金蓮とはウィキペディアによると水滸伝などに登場する「絶世の美女だが性欲・物欲・向上心が強く、夫を殺して情夫との淫蕩にふける典型的な悪女・淫婦」の象徴的な人物のこと。英題のボヴァリー夫人も同じような人物。もし邦題をつけるなら、誰の名前を充てるのだろうか。
などと思ってたら、既に原作の邦訳が出版されていた。

わたしは潘金蓮じゃない
劉 震雲
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2. 「28岁未成年」

学生時代から付き合って10年、同棲も5年して今さら別れの危機に陥った28歳女子が、17歳に戻れるチョコレートを手に入れて…というラブコメ。

《28岁未成年》Suddenly Seventeen || 爱情版预告

主演の倪妮 (ニーニー) は28歳と17歳をもちろん両方演じるのだが、彼女の演技力は十分に説得力がある。17歳時代の恋人役には”我的少女時代”の王大陆 (ダレン・ワン) !

 

3. 「情圣」

既婚子持ちの代理店勤務の30過ぎ男 (肖央) が、広告でやってきた韓流モデル (クララ、イ・ソンミン)に何とかお近づきになろうと必死に頑張る…というコメディ。

《情圣》Some Like It Hot || “搞事”版预告

肖央という主演俳優は、どっかで見たな~と思っていたら、王宝强「唐人街探案」に敵役で出ていたのであった。脚本や制作もやったり音楽でも有名らしい。
しかし、映画はまあゲスい。コメディとして面白いけど、見ててもひくレベルで男目線だけのゲスい努力が続くので、人を選ぶ映画だろうな…

 

4. 「乘风破浪」

あの80后世代の人気作家・韩寒 (韓寒)が監督した第二弾作品。僕は「ネオ・チャイナ」という本で彼の人気を知った。しかも、現在はラリーもやっている。ずーっと気になる存在だ。

話は、父親との確執を抱えた男が、事故をきっかけに父親がまだ結婚する前の時代へとタイムスリップし、同世代の父親と共に過ごしながら父親の実像へと触れていき…というもの。大きなクライマックスも少なく、穏やかに話も進んでいき、落ち着いた作りで楽しめる。質も高い。

《乘风破浪》曝终极预告

それにしても、主演の邓超 (ダン・チャオ) は本当に忙しそうだ。美人鱼はじめ、いろんな映画でしょっちゅう目にする。今が俳優人生のピークなんではなかろうか。

タイトルにもなっていて、劇中でも歌われる「乘风破浪歌」はさだまさし「関白宣言」の中国語版だそうな。しかも今回は韩寒みずからが作詞をしている。

「男子汉宣言之《乘风破浪歌》」というのが正式名なんだろうか。「関白宣言」は中国漫才”相声”の定番ネタにもなっているようだ。もちろんさだまさしのがオリジナルなんだろうが、歌詞がネタなのかタイトルだけなのか、一度聞いてみたい。

冒頭と後半に、やはりラリーやドリフトのシーンが出てくる。当然所属していた/いるスバル・ラリーチーム・チャイナのWRX STi。しかも、タイムスリップ場面ではちゃんとインプになっていて、90年代に時代考証も揃えている(笑)

 

5. 「嫌疑人X的献身」

言わずと知れた東野圭吾の大ヒット作品「容疑者Xの献身」の中国版である。2012年の韓国版に続き今年の4月公開となった。監督はあの「左耳」の、歌手で俳優でもある苏有朋 (アレック・スー) だ。

しかし、実際にはかなり手堅い方向でのリメイクになっていて興味深かった。福山雅治や柴咲コウが彩りコメディ要素も混じっていた日本版からすると、非常に「暗い」映画になっていた(笑)
俳優も、王凯(ワン・カイ)张鲁一(チャン・ルーイー)という2人が主演なのだが僕は知らなかった。特に张鲁一はドラマで有名らしい。

この映画の車両はBYD (比亚迪) というメーカーがスポンサーなのだが、そのせいで同社が誇る”車庫出し”機能をさりげなく盛り込んでいて面白い。僕は知らなかったので、えええ???と映画そっちのけで気になってしまったものだ(笑)
全新速锐 比亚迪汽车 (速锐がモデル名である。)

ここより

スリランカ自動車図鑑

フォード・コーティナ MkIII。1970年以降だ。

あっさりしたお尻のほうが好ましい。

初代ダイハツ・シャレード。後期型は1980年からの3年間に作られた。

三菱・ミラージュの二代目は83年からなので、シャレードと同世代だ。ボンネットのオーナメントが胡散臭さを増している(笑)

こっちのミラージュも胡散臭いリアウィングとホイールがイカしている(笑)

これまた同世代、少し兄貴分なB310サニー。

P70スターレット。

80年代に比べるとなぜか90年代はぐっと少ない。Y32セドグロ・グランツというスリランカっぽくないのがやって来た(笑)

強烈なカスタムを施した、CR-X(笑) 当然、車高はノーマルだ!

赤く輝くエンブレムが眩しい、三菱ジープ。タイヤはワイヤー見えてるけれども。

このボンネット・バス、一瞬三菱ふそうかと思っていたのだが、改めて見ると違う。どうもトヨタのDA系のようだ。縦の桟がある海外仕様のグリルをつけている。

 

スズキ・アルトだが顔が違うのはインド版だから。Maruti Suzukiブランドの800ccモデルは今も5台目のHA12系がベースのようだ。

 

こちらもインド版になるマルチスズキ・ワゴンR。ボディはまだ4代目MH23系のままだが、エンジンは1000ccガソリンになっており、CNG仕様もある。デザインもこのシンプルなLXi / VXiとスティングレー顔のVXi+という2種類がラインナップされているようだ。(スティングレーという名のモデルはもう存在しない。)

 

これが、こっちでの初代ワゴンR。ウィキペディアでは書いてないけど、初登場は既に日本では二代目が登場している99年の事で、一世代遅れたCT系をベースとしてインドで発売開始したようだ。顔がワイルド。

 

タタ・インディゴ (Tata Indigo) は2002年から2009年まで生産されていた、タタ・インディカのセダン版。これは初代で1.2Lガソリンか1.4Lターボディーゼルが選べた。

 

この小さめサイズのミニバンは、DFSK Gloryという名の東風汽車(东风汽车, Dongfeng Motor)系列のメーカーが製造する中国車だ。DFSKとは、膨大なラインナップの東風グループの中でも、重庆小康汽车 (Chongqing Sokon industrial) という自動車部品メーカーとのJV企業で、重慶での生産またはインドネシアでCKD生産の上、主に海外に販売している。Gloryシリーズは大きさのバリエーションが結構豊富だが、これはDFSK Glory 330という最小モデルのようだ。エンジンは1200と1500ccの二種類がある7人または5人乗りモデル。

 

スリランカ唯一の自国資本メーカー、Micro cars Tivoli双竜・チボリのOEMモデル。1.6Lの5人乗り。
Micro carsのロゴは別であるが、双竜モデルは他のMicroとは売り方が違うのか、双竜の海外向けエンブレムになっている。

 

MG6。MGは現在上汽集团=上海汽車(SAIC)傘下で、このMG6も同社の栄威(ROEWE)550をベースに開発して2010年に登場した。ただこの栄威(ROEWE)550は、元々ローバー75のプラットフォームをベースに設計されていた後継車から発展したモデルらしく、MG=ローバーの血筋の濃さは相当なようだ。リアクォーター辺りは特にそう感じる。さらにややこしいのが、ベースの栄威(ROEWE)550もドバイ、イランなど一部地域ではMG 550として販売されていたりするみたいで、もはやブランドと出自と資本とがごっちゃごちゃである。

これは2015年までの前期型。1.8Lの5ドア・ハッチバックセダンである。

 

アジア各国では定番の三菱・パジェロスポーツ。これは2008年からの2代目モデル。別の国では懐かしのチャレンジャーの名前らしい。

 

小型トラックで最もよく見るのはタタ・エースだが、競合になるのがこのマヒンドラ版。マヒンドラ・マキシモ (Mahindra Maxximo)という。エンジンは900ccだが ディーゼルとCNG仕様がある。サイズは軽トラだが、850/750kg積なので積載量ではタウンエースと同等クラスになる。

 

エンブレムが無いが、これは福田汽车 (Foton motor)BJ1000系というモデルのようだ。モデル名は时代驭菱だったりAumarkやForlandだったり、仕向地によって色々あるみたい。1.6Lの0.7-1t積クラス。

D21ダットサン・トラック。

 

インドメーカーによるトラック。アショック・レイランド・ドスト (Ashok Leyland Dost)はしかし、完全オリジナルでなく日産との共同開発によりC22バネットをベースに設計されている。だからなのだろうか。ものすごい仮面顔。歌舞伎の隈取というか(笑)

このクルマに関連する記事を見つけた。
「~両社は2008年に提携し、組み立て合弁に加え、エンジン生産、技術開発をそれぞれ手がける2つの合弁を立ち上げた。日産は3社に49~51%を出資している。(中略)
合弁で開発した小型トラックは日産との新たなライセンス契約に基づき引き続きアショックが販売する。対象のトラック「ドスト」の15年度の販売は3万台弱。」
日産とアショック、インドの小型商用車合弁解消:日本経済新聞 2016年9月8日

 

マヒンドラの大型ピックアップはマヒンドラ・スコーピオ・ゲッタウェイ (Mahindra Scorpio Getaway)という名前だ。これは2006年に登場した現行型だが、クラシックな外観を保っている。

 

この5代目いすゞ・エルフそっくりのトラックは江淮汽车 (JAC Motors, Anhui Jianghuai Automobile Co., Ltd.) の帅铃またはHFCという名前で発売されている。調べてもいすゞとの関係は出てこないんだが…いくらなんでも…ねぇ?

 

スリランカのバスと言えば、アショック・レイランド・バイキング (Ashok Leyland Viking) がうじゃうじゃ走っているのだが、これはその定番モデルの2灯ライト版。ショートボディでフロントも2枚ガラスと古めの印象。

 

これも珍しい顔だし、エンブレムも無いし、なかなか特定しづらいが…タタだと思われる。グリル小さめの顔だが、中身は最も普及したTATA 1510型のようだ。アショック・レイランドとTATAは、架装するコーチビルダーによってこのような細かなカスタムがあるようだ。

無印バスたち…これらはさすがに特定できない…

お坊さん達がたくさん乗っている。

TATAの現行型、スターバス

アショック・レイランド・1613トラック (Ashok Leyland 1613)。スリランカのトラックでは定番でおそらく現行型のようだ。